【2014/01/29】Zepp Tour 2014 @ Zepp DiverCity : Day 1。
会場全体に、焚かれたスモークと共に充満する緊張感。
吊るされた灯体と、据えられた音響卓。
そこから、どんなことが起きるのかは想像できない。
きっと、想像しても、その外側から何かが起きる。
それが舞台。
舞台は、生きている。
噂に違わず、ダンスミュージックなのに誰一人として立ち上がらない観客席。
ありえないほど静かに、淡々と進むステージ。
その常識から外れた世界観が、たまらなく心地よい。
このライブは、きっと、大きく好みが分かれるものなんだろうなあ。
良くも悪くも、万人を意識するMVやテレビ出演、音楽フェスティバルの出演。
それに比べたら、「WORLD ORDERを観たくて観に来ている人間」を相手にしているからこそ、今までの作品を大きく崩したアレンジにしたり、実験的なパフォーマンスを取り入れたりしてみることができる。
けれど、ファンの中でも、やっぱり、そういう“変化”を受け入れられる人と、そうでない人がいるから、ショービジネスっていうのは難しいのだろう。
今回は、サウンドプロデューサーさんが武道館ライブとは違う人になって、かなり前衛的というか抽象的というか…そういう不思議路線のアレンジの曲調になっていました。
それでも、中盤までは私もすんなり受け止められたんだ。
だけど、どういうわけだか、ある瞬間から一気に闇の懐に潜り込んだ感じがした。
なんだか、七人が見えない何かと戦っているような…
眩い照明の光の下にいながら、精神が掻き乱されそうなノイズの中で闇と戦っているような……そんな感じ。
例えるなら、『MOTHER2』のラスボス・ギーグ戦で、ポーキーが「悪魔のマシン」のスイッチを切って、ギーグの真の姿が見えるようになってからの状況、ですね。(←わかりにくい)
「急に闇の懐に潜り込んだよう」に私が感じたのは、巷でも物議を醸しているラスト3曲『LAST DANCE』〜『WORLD ORDER』〜『MACHINE CIVILIZATION』なんです。
取り分け、最後の2曲は、今までとは大幅にかけ離れた短調アレンジだったので、若干、受け入れづらい印象が強かったのですが…。
思えば、『WORLD ORDER』と『MACHINE CIVILIZATION』は、元気さんを初め、WORLD ORDERというグループにとって、かなり思い入れの強い作品なんだろうなあと想像するのは難しくないわけです。
その2曲を堂々と、あの壮絶なアレンジにしてみせたのは、チャレンジっていうのもあるのかもしれないけれど、むしろ…決意というか、発想の転換への意識というか……。
うまく言えないけれど、そういう、新しい世界を目指し続けている姿勢の表れなのかなぁ、と。
…個人的な解釈ですが。
−−−
ロボットのように無表情なアニメーションダンスでありながら、彼らの全身から、魂が湧き上がるのが見える。
そして、光の中、ひたすらにひたむきに、闇と向き合って踊る。
そんな七人のために、観ている私ができることは、彼らの無事を強く祈ることのみなのです。
吊るされた灯体と、据えられた音響卓。
そこから、どんなことが起きるのかは想像できない。
きっと、想像しても、その外側から何かが起きる。
それが舞台。
舞台は、生きている。
噂に違わず、ダンスミュージックなのに誰一人として立ち上がらない観客席。
ありえないほど静かに、淡々と進むステージ。
その常識から外れた世界観が、たまらなく心地よい。
このライブは、きっと、大きく好みが分かれるものなんだろうなあ。
良くも悪くも、万人を意識するMVやテレビ出演、音楽フェスティバルの出演。
それに比べたら、「WORLD ORDERを観たくて観に来ている人間」を相手にしているからこそ、今までの作品を大きく崩したアレンジにしたり、実験的なパフォーマンスを取り入れたりしてみることができる。
けれど、ファンの中でも、やっぱり、そういう“変化”を受け入れられる人と、そうでない人がいるから、ショービジネスっていうのは難しいのだろう。
今回は、サウンドプロデューサーさんが武道館ライブとは違う人になって、かなり前衛的というか抽象的というか…そういう不思議路線のアレンジの曲調になっていました。
それでも、中盤までは私もすんなり受け止められたんだ。
だけど、どういうわけだか、ある瞬間から一気に闇の懐に潜り込んだ感じがした。
なんだか、七人が見えない何かと戦っているような…
眩い照明の光の下にいながら、精神が掻き乱されそうなノイズの中で闇と戦っているような……そんな感じ。
例えるなら、『MOTHER2』のラスボス・ギーグ戦で、ポーキーが「悪魔のマシン」のスイッチを切って、ギーグの真の姿が見えるようになってからの状況、ですね。(←わかりにくい)
「急に闇の懐に潜り込んだよう」に私が感じたのは、巷でも物議を醸しているラスト3曲『LAST DANCE』〜『WORLD ORDER』〜『MACHINE CIVILIZATION』なんです。
取り分け、最後の2曲は、今までとは大幅にかけ離れた短調アレンジだったので、若干、受け入れづらい印象が強かったのですが…。
思えば、『WORLD ORDER』と『MACHINE CIVILIZATION』は、元気さんを初め、WORLD ORDERというグループにとって、かなり思い入れの強い作品なんだろうなあと想像するのは難しくないわけです。
その2曲を堂々と、あの壮絶なアレンジにしてみせたのは、チャレンジっていうのもあるのかもしれないけれど、むしろ…決意というか、発想の転換への意識というか……。
うまく言えないけれど、そういう、新しい世界を目指し続けている姿勢の表れなのかなぁ、と。
…個人的な解釈ですが。
−−−
ロボットのように無表情なアニメーションダンスでありながら、彼らの全身から、魂が湧き上がるのが見える。
そして、光の中、ひたすらにひたむきに、闇と向き合って踊る。
そんな七人のために、観ている私ができることは、彼らの無事を強く祈ることのみなのです。